唐津市浜玉町の延楽寺(虹林延慶住職)で5日、門徒による雅楽の演奏があった。地元の草場地区で明治初期から受け継ぐもので、篳篥(ひちりき)や笙(しょう)の優雅な音色で、楽曲「越天楽」を本堂に響かせた。
演奏は浄土真宗の宗祖・親鸞の生誕を祝う「降誕会(ごうたんえ)」に合わせ、毎年開催。起源は明治維新ごろと伝えられ、福岡の旧黒田藩から太鼓を譲り受けた際に、住民が京都の楽師を招き、演奏を習ったという。 福岡大の白川琢磨教授(宗教民族学)によると、「寺で雅楽を演奏することは、奈良県などの古い寺には例があると聞くが、九州では珍しい」と話す。 この日の演奏は30代から60代までの10人で行い、法要の始まりを飾った。篳篥と龍笛(りゅうてき)がつやのある旋律を奏でると、笙や琵琶の繊細な音が加わって調和。本堂をみやびな音色で包んだ。 楽団代表の宮崎文也さん(64)は「音階やリズムは口伝えで、体得するのは大変だった」というが、毎年経験を重ね、息はぴったり。「若手の参加がうれしい。代々引き継いできた音色を地域みんなで守り続けたい」と話している。
by riptulip
| 2009-04-14 21:48
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