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善徳寺、外国人が絵解き法話を披露

 富山県南砺市の城端別院・善徳寺で今、伝統行事「虫干法会」が営まれています。

 この法要では去年から聖徳太子の絵解き法話が行われていますが、25日、この絵解き法話に初めてロシア人留学生が挑戦しました。
 「城端別院・善徳寺」では毎年夏の時期に「虫干法会」が営まれ、宝物の一部を公開する他、浄土真宗に関わりの深い蓮如上人や聖徳太子の絵解きが行われています。
 名古屋大学大学院で日本宗教美術について研究しているロシア人留学生のベルトヴァ・アンナさん(24)です。
 日本に来てまだ3ヶ月ですが、25日午後、門徒らを前に聖徳太子の絵解き法話を披露しました。
 ベルトヴァ・アンナさんは「絵解きの途中は、太子様の慈悲にひかれてまして、素晴らしい感じになりました。無事に終わってありがたいです。」「ロシア清教徒の立場から見ると、不思議。浄土真宗は、日本の全国に広がっていて、特に大きな影響がある気がするし、本当に、誠に、心から信じる人が多い。ロシアでは、そういう事はないですね。」

 善徳寺の600年の歴史の中で外国人が絵解き法話を披露したのは、初めてという事です。
 ヴェルトヴァ・アンナさんの絵解き法話は、26日も午後3時頃に予定されています。
by riptulip | 2008-07-25 21:20
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