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古道「道宗道」を復元へ 南砺

 富山県南砺市内の山岳関係者ら有志約二十人が、「道宗道」と呼ばれる古道の復元を目指す「道宗道の会」を結成した。東海北陸自動車道の全線開通を七月に控え、地域の歴史遺産を見直す狙いで、六月に登山道の再整備に乗り出す。

 道宗道は五箇山に浄土真宗を伝えた赤尾道宗が瑞泉寺の蓮如上人に会うため、上平地域から井波地域まで毎月通った伝説の道で、東山の尾根伝いとみられている。二〇〇六(平成十八)年に城端山岳会が道宗道を示す石碑を東山の陽だまり峠に設置するなど古道の復元に向けた取り組みがこれまでも行われているが、合併した旧八町村の枠を超えた連携が求められていた。
 新組織の「道宗道の会」は南砺市内の山岳会や自然解説員、森林組合などの関係者からなり、四月十三日に発足した。本格的な活動の第一弾となる登山道の再整備は六月十五日、朴峠から高落場山の頂上まで約一・二キロで行われ、一般希望者も参加できる。
by riptulip | 2008-05-23 21:59
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