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福祉、医療現場で活躍する仏教者を 龍大が大学院開設へ

 龍谷大(京都市伏見区)は4日までに、福祉、医療、社会活動などの現場で活躍する仏教者を育てる大学院「実践真宗学研究科」を来年4月に開設することを決めた。仏教からの社会貢献を掲げて専門職を育てる全国でも例のない大学院で、近く文部科学省に届け出る。

  西本願寺の学寮としての開学(1639年)から370周年となる2009年の記念事業の一環。「平等」「感謝」「平和」などの建学の精神を具現し、社会に向き合う大学の教育研究のシンボルとして開設する。
 専門職を育てる大学院と位置づけ、修士3年のカリキュラムを行う。定員は30人で、大宮キャンパス(下京区)に置く。文学研究科真宗学専攻、仏教学専攻は研究者養成を明確にして存続する。

 終末期の人たちの支援をはじめ、矯正・保護、福祉医療、生命倫理、人権、平和、環境などの活動を、浄土真宗の教えをもとに担う仏教者を育てる。西本願寺が城陽市に建設した特別養護老人ホーム「ビハーラ本願寺」などと連携、社会で活躍する宗教者を教員に迎えるなど、現場での教育を重視する。
by riptulip | 2008-04-06 21:19
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