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御影堂の襖絵を屏風に デジタルで複製

 西本願寺は、御影堂の襖絵を複製した屏風をつくった。撮影した画像を金箔紙に印刷し、背景の金色を少し明るめに補正して実物よりも松竹梅の絵柄が引き立って見える。

 屏風にした襖絵は御影堂内陣の両脇の余間にある「雪松図」と「雪梅竹図」。1811(文化8)年に円山派の吉村孝敬が描いた。現在は御影堂が修復中で見られない。
 デジタルアーカイブ事業の一環として7月下旬から制作にかかった。屏風はそれぞれ実物の70%の大きさで作り、6面で幅4・5メートル、高さ約2メートル。引き手の部分は隣接する画像で埋めた。実物は金箔がはげ落ち、全体にくすんだ色合いになっていたが、屏風は背景の金色を明るくした。
 併設の聞法会館で行事や結婚式の際に使う。
by riptulip | 2007-12-04 21:31
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