7月12日公示の参院選比例代表に、浄土真宗本願寺派も民主党の公認を受けた新人の僧侶を擁立します。背景には、宗教法人に対する優遇税制見直し阻止や教育基本法改正に伴う宗教教育の変容に向け、主力政党の議席を持ちたいという思惑があるようです。
浄土真宗が宗派を挙げて特定の候補を支援する選挙は33年ぶり。 「憲法改正、公益法人改革などは見過ごせない問題。宗門に課せられた責任は大きい」。今月13日、下京区のホテルで開かれた民主新人の藤谷光信氏(70)=山口県岩国市=の決起集会で、浄土真宗本願寺派の不二川公勝総長は、集まった宗門関係者に呼び掛けました。 同派はこれまで、国政選挙に立候補する門徒は与野党問わず「推薦」する慣例があった。しかし、今回は踏み込んで「宗門特別推薦」制度を設け、民主県議だった藤谷氏を第一号とする異例の支援態勢を決めました。 昨年11月には、民主の鳩山由紀夫幹事長が西本願寺で藤谷氏と記者会見して公認をアピール。民主公認と特別推薦の両輪で、地方を中心に根強い自民支持層に踏み込む構えです。 本山内に支援組織の本部を置き、役員が手分けして全国1万カ所ある同派寺院に支持を求めており、不二川総長は「組織力が試されている」と力を込めます。
by riptulip
| 2007-07-02 21:15
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