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龍谷大学、仏教博物館を開設へ

 龍谷大は、仏教博物館「龍谷ミュージアム(仮称)」を市内に建設する構想を3月22日までに固めました。西本願寺にも協力を求め、国宝級の仏像や仏教美術品をはじめ、大谷探検隊が収集したシルクロード壁画、最先端のデジタル技術で復元した仏画などを展示し、一般公開する予定だそうです。
 開設目標期日は2009年度とてし、06年度中にも基本設計を行います。建設予定地は龍大大宮学舎や西本願寺の近辺で調整を進めます。総工費は数十億円にのぼるとみれています。

 そもそも、龍大が所蔵する美術品は、仏教伝来の道筋を探るために本願寺派22代門主・大谷光瑞が中央アジアやインド、中国などに派遣した大谷探検隊による収集品約9000点をはじめ、国宝「類聚古集」など多数あります。
 さらに、デジタルアーカイブ技術で歴史資料を保存したり、アフガニスタン仏教遺跡の学術調査研究などにも取り組んでいます。
 龍大は09年度が「創立370周年」にあたることから、記念事業として大学の所有物や研究成果を社会発信しようと検討を進めていました。
 また、母体の浄土真宗本願寺派も2011年に宗祖親鸞750回大遠忌を迎え、記念事業の一環として文化財の保護活用策を検討しています。
by riptulip | 2006-03-24 09:24
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