国内外の中東問題やアジア研究の第1人者が紛争解決と平和構築の道筋を考える国際シンポジウムが3月4日、京都市の龍谷大で始まりました。冒頭、浄土真宗本願寺派の大谷光真門主が特別講演し、異なる宗教間の相互理解と尊重の大切さを説きました。
大谷門主は「恨みをもって恨みに報いれば恨みは尽きない」という釈尊の言葉を紹介し、武力や暴力によらない平和の実現が仏教の教えに通じると話したそうです。 大谷門主はまた、欧米の新聞がイスラム教の開祖ムハンマドを風刺した漫画を掲載した問題についても触れ「異なる宗教を持つ相手が特に大切にしている宗教上の象徴や儀礼などを尊重することが求められる」と。 同シンポは、龍大アフラシア平和開発研究センターの主催。5日まで2日間の日程で、明石康・元国連事務次長や酒井啓子・東京外国語大教授らが報告、討論を行います。
by riptulip
| 2006-03-04 22:43
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