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泡瀬埋め立てによって失われるいのちを弔う

1月15日から開始された国(沖縄総合事務局)による泡瀬干潟の埋め立てによって失われるすべてのいのちを弔いたいと、浄土真宗沖縄東本願寺の僧侶らが呼びかけた供養式が25日、沖縄市泡瀬の海岸から延びる埋め立て工事用の仮設橋梁入口で執り行われた。

 これは、埋め立て開始の報道に接して、仏教者として、また人間としての痛みと悲しみを感じた東本願寺の僧侶が、生き物たちに対してはすべての人間が加害者であるという立場から、賛否を超えて弔おうと、「やむなく埋めざるをえない」事業者側、埋め立てに反対する人々、の双方に呼びかけたもの。

 当日は、仮設橋梁入口に設けられた焼香台の前で、午前8時、正午、午後6時の3回にわたって儀式が行われたが、残念ながら事業者側からの参加は得られなかった。

 焼香台を設置したあと、十数人の参列者の前で3人の僧侶による読経が行われ、次のような誓いの言葉が読み上げられた。

 「……願わくは、仏陀が教える『私たちはこれ以上貪る必要がなく、足りていることを知れ』といういのちの教えに耳を傾け、いまを生きる者として、何を願っているのかをあらためて問い、この果てしない欲求を追い求める生活の中で、真実の生き方を回復したいものです。
 今、このときに当たり、失われていくいのちを供養し、私たち人間が生き物たちから願われていることに耳を傾け、すべての生き物を救いたいという阿弥陀仏の本願をよりどころとして、その深い願いに生きることを誓います」
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by riptulip | 2009-01-28 21:51

防火訓練に140人 高田派本山専修寺

 「文化財防火デー」の26日、津市一身田町の真宗高田派本山専修寺で消防訓練があった。この日は岡本保・消防庁長官や青木保・文化庁長官などが視察に訪れ、津市消防本部隊員など約140人が参加した。

 津市で震度6強の地震が発生したことを想定。地元の自治会や自主防災組織による、国指定文化財の御影堂から重要文化財の仏像などの搬出訓練やバケツリレーなどの初期消火訓練があった。津市消防本部などの消防車11台も出動、一斉放水訓練をした。
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by riptulip | 2009-01-28 21:50

火災共済5000万円横領で寺の元住職ら起訴

 火災で焼失した寺の再建費用として支払われた共済金約5700万円を横領したとして、新潟地検が元住職ら2人を業務上横領罪で逮捕、起訴していたことが21日、分かった。

 起訴状などによると、真宗大谷派に属する空則寺(新潟市)は1997年に火災で焼失。住職だった宮崎真被告(50=新潟市)は、本山の東本願寺(京都市)から支払われた共済金が預けられていた定期預金を2002年1月から9月まで3回にわたり解約し、大工柴田勝家被告(64=新潟市)とともに着服した。宮崎被告は金を柴田被告に貸したり、遊興費に充てたりしたという。

 宮崎被告の次の住職が06年に新潟東署に告訴し、同署は08年9月に2人を書類送検。新潟地検は11月に逮捕した。
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by riptulip | 2009-01-21 21:32

西本願寺・御影堂 内陣を公開

 浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺(京都市下京区)は20日、10年がかりの「平成の大修理」を終えた重要文化財・御影堂の内陣を報道関係者に初公開した。黒光りする漆の床、金箔を張った柱がまぶしく輝く。

 御影堂は屋根や壁面などに破損が生じたため、1998年10月から大修理を始めた。

 内陣は漆で黒く光る床に、宗祖・親鸞の木像を安置する豪華な厨子(ずし)が映る。太い柱も金箔でピカピカになった。くすんでいた障壁画はクリーニングやカビ取りを施し、彩色がよみがえった。
 総事業費は55億7500万円。4月1日の御動座法要から見学できる。不二川公勝総長は「御影堂に門信徒の喜びの念仏が響き渡るのが待ち遠しい」と話した。
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by riptulip | 2009-01-20 21:58

シルクロード「電子図書館」進行中

 シルクロードで発見され、各国が保有する膨大な仏教経典や仏像、絵画などのデジタル画像をインターネットを通じて公開する国際プロジェクトが進行している。これらの資料は米国や日本、イギリスなど各国に分散しており、全体像をつかむのは困難な状態で、事業は資料の集大成が目的。現在日、英、中などが参加して公開数は約17万点に達しており、数年後には資料をほぼ網羅する「大電子図書館」を完成させることを目指している。

 事業は「国際敦煌プロジェクト」(IDP)と呼ばれ、各国の資料を研究・教育に役立てるため、大英図書館(英ロンドン)が中心となって15年前に提唱。中国・国家図書館やドイツ・ブランデンブルク人文科学アカデミー、ロシア・東洋学研究所など、5カ国の20機関が協力しており、ホームページ(HP)には、世界中から1日約5万件のアクセスがあるという。

 日本からは、浄土真宗本願寺派第22代門主の故・大谷光瑞師が戦前中央アジアに派遣した学術調査団「大谷探検隊」の資料約9000点を含む資料を保有する龍谷大学(京都市)が、唯一参加している。

 龍谷大には平成16年、世界に5つあるIDPのローカルセンターの一つが設けられ、資料のデータベース化を継続。これまで、トルファンで出土した漢字やソグド語、西夏語などで書かれた5〜15世紀ごろの行政文書や宗教文書をアップしており、貴重な景教(ネストリウス派キリスト教)やマニ教経典もある。今後は敦煌出土の経典(巻子=かんす)や、敦煌の仏像の写真乾板なども公開する予定。

 公開資料数は現在、龍大の約1万7000点のほか、探検家・スタイン(1862〜1943)が収集した膨大なコレクションを持つ英国が約10万2400点▽中国約2万3000点▽ロシア約1万3500点▽ドイツ約1万2000点。IDPは近く、フランスにローカルセンターを置くほか、米国やインド、韓国にも設置したいとしている。

 龍谷大でプロジェクトの指揮を執る岡田至弘(よしひろ)・理工学部教授は「資料を所蔵する京都や東京の国立博物館などもIDPに参加してほしい。また個人のコレクターも、龍谷大に連絡してくれれば公開のための入力作業を引き受けたい」と話している。

 IDPのHPアドレスは(http://idp.afc.ryukoku.ac.jp)
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by riptulip | 2009-01-20 21:57

西本願寺でおかみそり

 浄土真宗本願寺派の本山、西本願寺(京都市下京区)で11日、門信徒の本山成人式と仏門への帰依を誓う「帰敬式(ききょうしき)」(おかみそり)があり、成人の誓いを新たにした。

 成人式には99人が出席、うち27人が総御堂(阿弥陀(あみだ)堂)で行われた帰敬式に参加した。

 帰敬式では、正座で並んだ新成人の背後から、大谷光真門主が1人ずつ、かみそりを頭に3回あてると、新成人は緊張した表情で数珠を持った手を合わせ、頭を下げていた。
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by riptulip | 2009-01-20 21:54

開祖親鸞しのんで高田本山でお七夜 献書展もにぎわう

 津市一身田町の真宗高田派本山専修寺で9日、開祖親鸞をしのぶ報恩講「お七夜」が始まった。

 親鸞の命日である16日まで、全国の高田派住職が集まり、本堂の御影堂で読経を行う。この日は正午すぎと夕方にあり、参拝者が熱心に手を合わせていた。

 お七夜に合わせて同寺では献書展(中日新聞社後援)も開催。主に津市内の幼稚園児から90代までが664点を出品した。「てら」「高田本山」などの課題を丁寧にしたためた作品が並ぶ。
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by riptulip | 2009-01-20 21:53

狩野元信の水墨画3幅を確認 京都・東本願寺

 室町から江戸期にかけて画壇の中心だった狩野派の基礎を築いた狩野元信(1476〜1559)の水墨画が、真宗大谷派本山の東本願寺(京都市下京区)で確認された。3幅で1組の「中唐人物・左右花鳥図」で、人物や動植物が繊細な筆致で描かれ保存状態も良いという。

 3幅とも縦86.5センチ、横39.2センチ。中央の軸に中国宋代の詩人・蘇東坡(そとうば)とみられる人物と竹、向かって左は柳と小鳥、右は牡丹(ぼたん)や鷺(さぎ)などが描かれている。描かれた時期は不明だが、軸を入れた木箱に玄孫・狩野探幽と安信の名前で、元信の作品であると記した札が収められていた。真宗大谷派によると、東本願寺内の美術品などを収めた倉庫で保管されていたが、2011年の宗祖・親鸞聖人750回御遠忌へ向けた資料調査で鑑定した。

 同志社大の狩野博幸教授(日本絵画史)は「室町期の狩野家の代表的な筆遣いで、墨の使い方が絶妙」と話す。作品は3月から東京、札幌、大阪、京都、名古屋を巡回する「東本願寺の至宝展」(朝日新聞社など主催)で公開される。
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by riptulip | 2009-01-17 21:56

岐阜・飛騨で「三寺まいり」

 岐阜県飛騨市古川町で15日、千本余の和ろうそくの炎が白壁土蔵の町並みを照らす「三寺(さんてら)まいり」があり、同日夜、報道陣向けの撮影会も開かれた。気温が零下に冷え込む中、訪れた人たちは瀬戸川に沿って並べられたろうそくのともりを見つめ、手を合わせていた。

 浄土真宗の宗祖親鸞をしのび、市内の円光寺、真宗寺、本光寺を参る伝統行事。300年以上続くという。明治や大正時代には、野麦峠を越えて信州の製糸工場へ働きに出ていた女性たちが戻って参列し、地元の男性と出会う場となる縁結び行事だったことでも知られる。
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by riptulip | 2009-01-17 21:55

西本願寺で「御法楽献詠」

浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺(京都市下京区)で14日、宗祖親鸞をしのぶ法要「報恩講」の一環として、念仏への喜びを和歌で表す「御法楽献詠(ごほうらくけんえい)」が営まれた。

 明治期に途絶えた行事を2004年に復活した。今年は「草の花」を題に、全国の門信徒から寄せられた百三十一首から、「生かされて我は名もなき草の花六字の御名に抱かれて咲く」と詠んだ彦根市の安居清七さん(75)の作品など五首が選ばれた。
 阿弥陀堂で約500人の参拝者が見守るなか、伝統的な宮中装束に身を包んだ冷泉家の人たち7人が、語尾を伸ばす独特の節回しで朗々と和歌を詠み上げた。
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by riptulip | 2009-01-15 21:55