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東本願寺で坂東曲

 真宗大谷派の本山・東本願寺で28日、宗祖親鸞の遺徳をしのぶ報恩講が最終日を迎え、「坂東曲」が営まれた。僧侶が激しく体を揺らしながら、念仏を阿弥陀堂に響かせた。

 午前10時すぎ、阿弥陀堂の外陣に座った僧侶約60人が、一斉に上半身を前後左右に揺さぶりながら、振り絞るような野太い声で念仏を響かせた。ダイナミックな動きと独特の抑揚をつけた声に、堂内を埋めた門信徒約4000人が手を合わせた。
 坂東曲は、鎌倉時代に宗祖が流罪となり、舟の上で荒波に揺られながら念仏を唱え続けた姿を表す、といわれる。現在では東本願寺だけに伝わる。
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by riptulip | 2008-11-28 20:08

西本願寺 畳敷き作業大詰め

 浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺(京都市下京区)の重文・御影堂で、修復工事の畳敷き作業が最終段階に入っている。723畳の大半が敷き終わり、真新しいイグサの香りが広大な堂内に立ちこめた。

 全体の9割にあたる660畳は、江戸末期に作られた「畳床(たたみどこ)」と呼ばれる核の部分を生かし、京都市内の畳業者がイグサを用いて表と裏面を5年かけて修復した。今月7日から内陣に畳を敷き始め、26日には外陣部分の残る68枚を敷く作業に入った。職人が1枚ずつ運び込み、板の間に敷いていった。作業は28日に終える。
 1999年1月から始まった御影堂の修復工事は来年3月末に完了し、4月2日に落慶法要を営む。
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by riptulip | 2008-11-28 20:07

野洲・錦織寺 阿弥陀如来、修復

 滋賀県野洲市木部の真宗木辺派本山・錦織寺の阿弥陀如来坐像の修復作業がこのほど終了した。江戸中期に火災に遭い、黒く焼け焦げた状態で損壊の恐れがあったが、修復によりほとんど消えていた顔も表情がよみがえった。21日午前11時から同寺阿弥陀堂で遷座法要が営まれる。

 坐像はこれまで本格的な調査が行われておらず、文化財指定も受けていない。1694年に火災に遭ったとされ、焼け残った部材を仮組みした状態になっていた。

 修復作業に当たった東京文化財研究所によると、頭部や両脚などは火災後に補われて、表面は炭化したように仕上げられていたのが分かった。火災以前にも修復が数回行われており、造られたときと見られる12世紀末の部材は一部しか残っていなかった。
 修復は現在の姿を踏まえて樹脂で表面を強化し、顔はこれまでの彫り方を生かして復元した。
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by riptulip | 2008-11-20 21:35

環境に配慮した修復紹介 京都・東本願寺で瓦など展示

 宗祖・親鸞の七百五十回御遠忌(平成23年)に向け、本山・東本願寺(京都市下京区)の御影堂(ごえいどう)の修復工事を進めている真宗大谷派は、同工事で実践している地球環境への配慮などについて紹介する展示「環境問題とは〜真宗門徒の視点」を、同寺境内の参拝接待所ギャラリーで開いている。12月1日まで。

 同工事では、不要になった明治時代の屋根瓦を再利用したり、工事の仮設の屋根に太陽光パネルや雨水貯留タンクを設置したりするなど、独自の環境対策事業を実施。展示では、取り組み内容を説明する写真パネルや再資源化した瓦の現物などを陳列している。
 瓦は細かく砕いて「ソイルビーンズ」と呼ばれる建材に加工し、御影堂や大寝殿などの床下の調湿材として敷いたほか、一部は新しい瓦の材料として使用。瓦の土台となる葺(ふ)き土はボード状にして、耐震補強材として再利用している。
 さらに、広大な庭園「渉成(しょうせい)園」で実施した自然観察会の様子も写真パネルで紹介。同会に参加した幼稚園児が拾い集めた落ち葉や石、枯れ枝などを使った箱庭のオブジェも展示している。

 真宗大谷派は「私たちが日ごろ言っている『環境のために』『環境によって生かされている』という言葉の本当の意味を改めて考えるきっかけになれば」。同派では、エアコンの適切な温度設定や節電、紙の節約を呼びかけるシールも製作し、配布している。
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by riptulip | 2008-11-18 21:32

21日から東本願寺で報恩講

 真宗大谷派は、21日から28日まで本山・東本願寺(京都市下京区)で報恩講を営む。最終日に声明法要「坂東曲(ばんどうぶし)」を阿弥陀(あみだ)堂で営むほか、関連行事として宗祖親鸞750回遠忌ソングの発表コンサートを催す。
 報恩講は宗祖の遺徳をしのぶ最も重要な法要で、期間中に全国の門信徒2万数千人が参拝する。宗派独特の儀式「坂東曲」は、大勢の僧侶が体を揺らして声明を唱和する。御影堂が修復中のため、5年連続で阿弥陀堂で営む。来年からは御影堂に戻る。
 24日午前11時半から視聴覚ホールで、公募725通から選んだ「今、いのちに目覚めるとき」を披露する。来場者にCDを無料で配布する。
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by riptulip | 2008-11-18 21:31

17日から龍谷大で、両手足失った中村さん特集展

 龍谷大人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センターは17日から、京都市伏見区の深草キャンパス至心館で展示「中村久子女史と歎異抄」を行う。両手両足を失うも仏教的人間観から力強く生きた中村久子さん(1897−1968)の生きることへの思いを、写真や遺品、本人が読んだ仏教書から紹介する。中村さんの特集展は京都では初めて。

 中村さんは岐阜県高山市に生まれ、3歳の時に病気で両手両足を切断した。裁縫や書道、読書に打ち込み、見せ物芸人として自立。42歳で親鸞の思想を記した「歎異抄」に出会い、自分のすべてを受け入れて生きることの大切さを自覚、「いかなる人生にも決して絶望はない」と人間の尊厳を持って生きた。

 展示では中村さんの写真や、人形、書の作品など計86点を並べる。精読した「歎異抄真髄」「真宗聖典」は実物の展示に加え、デジタル画像で中村さんが赤線を引いた文章など全文を見ることができる。
 無料。来年1月30日まで(土日祝日と年末年始休館、11月22、23日、12月13、14日は開館)。
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by riptulip | 2008-11-16 20:49

宗教法人「本願寺」 三女・純子さんを後継者指名

 故大谷光暢・真宗大谷派前門首の四男で宗教法人「本願寺」(京都市右京区嵯峨鳥居本)の大谷光道法主(63)は15日、後継者を三女の会社員大谷純子(よしこ)さん(26)に決定したと発表した。

 大谷法主は「お東紛争」がもとで真宗大谷派を離脱し、昨年2月、「本願寺」を設立した。末寺は30カ寺、門信徒は約1万人。

 純子さんは大阪大大学院国際公共政策研究科修了し、現在は京都市内のIT関連企業に勤めている。「(お東紛争で)苦労する父の姿を見てきたので、ほうっておけない」と後継者となる決意をしたといい、「本願寺が社会から必要とされ、みんなが集まる場にしたい」と抱負を述べた。

 来年3月28日、後継者得度式を行い、純子さんは法主後継者の「法嗣(ほうし)」を名乗る。
 浄土真宗や他の宗派では一般的に男性が教団トップを継承している。大谷法主は「大谷家もこれまで女性の当主がなかったが、時代が変わっており、女性であってもいいはず」と話した。
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by riptulip | 2008-11-16 20:47

真宗大谷派の環境事業紹介 パネル展

 真宗大谷派は、環境問題への取り組みを紹介するパネル展「環境問題とは 真宗門徒の視点」を、本山・東本願寺(京都下京区)の参拝接待所ギャラリーで12月1日まで開いている。

 報恩講の関連行事として開催。パネル22点を使い、御影堂の修復工事で太陽光パネルや雨水貯留タンクを設置したり、古い瓦の再資源化などの事業を伝えている。
 庭園「渉成(しょうせい)園」で催した環境イベントに参加した子どもが集めた、落ち葉や石を用いた手作りの箱庭も展示した。節電などを呼び掛けるシールも無料で配布している。
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by riptulip | 2008-11-13 21:47

本願寺家臣団「信義会」

 西本願寺の運営にかかわってきた本願寺家臣団「信義会」が12日、法要のお練りの一場面を描いた「縁儀(えんぎ)・庭儀(ていぎ)の行列図」を本山の参拝会館に飾った。

 家臣団の起源は宗祖・親鸞に従い、警護した弟子の蓮位房にさかのぼり、長く寺の運営の一端を担ってきた。だが、明治維新で解体され、1891(明治24)年に「信義団」(現在の信義会)として再結集した。現在の会員は約80人。

 行列図(縦90センチ、横3・3メートル)は秋に大谷本廟で営まれる法要「龍谷会」のお練りの様子を描いている。会員は烏帽子(えぼし)に狩衣(かりぎぬ)や直垂(ひたたれ)で門主を警護する昵近(じっきん)、列の先頭と最後尾を行く列係を務める。ほかに式衆や童ら計33人を絵で忠実に再現した。
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by riptulip | 2008-11-13 21:46

大谷光淳新門が全国巡拝始める

 浄土真宗本願寺派の次期門主となる大谷光淳新門(31)は6日、全国の教区巡回・直属寺院巡拝を始めた。山科区東野の本願寺山科別院を訪れ、門信徒に「家族一緒にお寺にお参りいただき、浄土真宗のみ教えを聴聞してください」と語りかけた。

 巡回・巡拝は、宗祖親鸞の750回遠忌(2011年)に向けて宗門を盛り上げ、新門と僧侶、門信徒の交流を深める目的で実施する。
 この日、新門は妻の流豆美新裏方(32)と一緒に山科別院を巡拝した。本堂には約400人の門信徒が集まった。新門は、小学生の時に父の光真門主と同別院を参拝した思い出を話し、「私に蓮如ゆかりの寺ということを教えたかったのでしょう」と話した。
 今後、2010年3月までに全国の59カ所を巡回・巡拝するという。
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by riptulip | 2008-11-06 21:45