<   2008年 08月 ( 7 )   > この月の画像一覧

東本願寺が写真紀行出版

 浄土真宗の宗祖・親鸞の足跡をたどった写真紀行「おのずから しからしむ」がこのほど、東本願寺出版部から発刊された。写真家の井上隆雄さん(68)=京都市左京区=が約5年かけて撮影し、遺跡をたどって紹介するのではなく、親鸞が歩いて目にしたであろう海や山、山里の風景を中心にとらえた。

 発刊は真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)の官報に親鸞の足跡を訪ねた写真を連載したのがきっかけ。再度取材を重ね、仏教学や宗教学の観点ではなく、写真家としての「美や命に対する感性」から親鸞の世界に近づいていった。

 親鸞が学んだ比叡山の大乗院、歩いたかもしれない雲母(きらら)坂、100日間こもった六角堂、流罪された越後、草庵を結んだ稲田郷(茨城県笠間市)、親鸞の伝承が残る枕石寺(同常陸太田市)など足跡を丁寧に追いかけた。約100点の写真はすべてモノクロで掲載した。

 A4判変形、120ページ。2625円。問い合わせは東本願寺出版部
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by riptulip | 2008-08-29 16:50

実践大学院 龍谷大が開設へ

 終末医療や自殺防止など現代の様々な心の問題にかかわることができる仏教者を養成しようと、浄土真宗本願寺派の宗門校・龍谷大は、2009年4月に大学院「実践真宗学研究科」を開設することを決めた。カウンセリングの実践的な知識を教える内容になるといい、宗教の形骸化が指摘される中、社会との接点を積極的に探る動きとして注目されそうだ。

 修士課程(3年間)で入学定員は30人。教学研究を中心とする従来の真宗学の大学院と異なり、環境や人権、平和問題などの知識を深めながら、医療福祉施設での患者支援やカウンセリング、ボランティア、NPO活動などを実習する。教員には医療、心理学、介護、福祉などの専門家を迎える。すでに開設届けを文部科学省に出しており、9月にも認められる見通し。
 龍谷大などによると、様々な心の悩みに応えるという寺院の役割に対し、社会の期待が薄れつつあるのと同時に、寺院側も、実際的な問題について対処がわからないケースがあるという。そのため、学内外からより実践的なカウンセリングの知識を求める声が高まっていた。

 本願寺派は約20年前から、医療福祉の現場で患者やその家族の不安や苦悩を和らげる仏教的ホスピス「ビハーラ活動」に取り組んできた。今年4月には診療所と特別養護老人ホームを併設したビハーラ総合施設を城陽市にオープンさせており、龍谷大の新たな人材育成に期待を寄せている。
 開設の準備を進める龍谷大文学部の内藤知康教授は「生きがいの喪失や命の軽視など、心の荒廃が心配される現代こそ、宗教の果たすべき役割があるはず。それにはまず仏教者自らがレベルアップを図る必要がある」と話している。
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by riptulip | 2008-08-24 22:04

西本願寺・御影堂 50年ぶりに修復

 京都市下京区にある西本願寺の御影堂で、修復を終えた厨子が19日、報道関係者に公開された。約50年ぶりの修復は金箔を張り直し、まばゆく輝く姿が再現された。

 厨子は幅4・1メートル、奥行き3・5メートル、高さ4・6メートル。江戸時代初期の制作とみられ、宗祖・親鸞の木像を安置する。御影堂の修復に伴い、今春から約4カ月かけて修理した。
 線香の煙ですすけて全体に黒ずんでいたが、金箔を張り直し、金具を洗った。壁面の彫刻も洗浄して剥落止めを施し、赤、白、緑色の菊の花や葉が鮮やかによみがえった。屋根下の木部の色は当初の群青色に戻した。
 御影堂は今年中に修復が完了する。来年4月1日の法要の後、参拝できる。
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by riptulip | 2008-08-19 21:44

大谷祖廟で万灯会

 約1万個のちょうちんで盆の夜をほのかに照らす古都の風物詩「万灯会」が14日、京都市東山区の墓苑、東本願寺(真宗大谷派)・大谷祖廟で始まった。

 蒸し暑さが和らぎ始めた午後6時ごろから、市内を見渡せる東山の祖廟を参拝した家族連れらは、墓前につるされたちょうちんに点灯。祖廟一帯が幻想的な淡い光に包まれる中、静かに手を合わせ、先祖に思いをはせていた。
 真宗大谷派によると、万灯会は故人を仏教の先達として敬う集い。涼しい夜に墓参し、仏の教えに触れてもらおうと始められ、今年で47回目。16日までの3日間に約7万人が訪れるという。
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by riptulip | 2008-08-14 20:38

浄願寺の3仏像を特別公開 長浜城歴史博物館

 長浜市榎木町の浄土真宗本願寺派、浄願寺に伝わる親鸞聖人像などの仏像3体が、長浜市の長浜城歴史博物館で特別公開されている。28日まで。

 浄願寺は、1314(正和3)年の開基。戦国時代には「湖北十カ寺」の一つとして、織田信長に敵対する一向一揆の先頭に立って戦ったという。江戸時代以降も、地域の信仰を集めていた。
 親鸞聖人像は、木造で高さ49センチ。寺伝によると、1556年(弘治2年)に寄進されたという。博物館は「親鸞像が一般の寺院にあるのは珍しい。民間の真宗信仰を考える上で貴重な作品」と説明している。
 このほか、阿弥陀(あみだ)如来像(木造、高さ25・8センチ)と、聖徳太子像(同、16・7センチ)を展示。いずれも江戸時代の作品という。
 開館は午前9時−午後5時。入館料は高校生以上400円、小中学生100円。
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by riptulip | 2008-08-13 21:34

東本願寺で得度式

 京都市下京区の東本願寺(真宗大谷派本山)は5日、大谷派の僧侶になるための得度式を行った。夏休み中で、今年も多くの小学生らが参加し、くりくり頭の男の子と髪を束ねた女の子らが小さなお坊さんとなった。
 鎌倉時代の宗教家で浄土真宗宗祖の親鸞が9歳の時に青蓮院で得度したことにならい、大谷派では満9歳から得度式を受けられる。夏休み中に寺院の子弟を得度させることが多く、8月に限って得度式を2回している。
 9歳の子ども62人を含む148人が得度式に臨んだ。阿弥陀堂で白い浄衣姿で正座し、大谷暢顕門首から頭にかみそりを当ててもらう剃刀の儀を受け、墨袈裟を着て勤行した。続いて法名を受け取った。
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by riptulip | 2008-08-05 21:25

中京で真宗講座

 浄土真宗の教えを学ぶ中央仏教学院(京都市右京区)の真宗講座が2日、中京区の京都新聞社文化ホールで始まった。一般人や僧侶など、近畿を中心に全国から121人が集まり、命の尊さや感謝の心を説く仏の教えに耳を傾けた。

 同学院が浄土真宗の教えを社会に反映する目的で、毎年夏に開催している。今年は「親鸞聖人の生涯とその教え」を総合テーマに据え、3日までに同学院講師や研究者ら7人が講演する。
 初日は同学院の北畠晃融学長が、総合テーマに沿って基調講演を行い、親鸞の教えをわかりやすく解説した。続いて清岡隆文同学院講師が「親鸞聖人と『海』」と題して講演。教典から、すべての川を受け入れ塩水に変える海に教えを例えたり、氷と水の関係に罪障と功徳をなぞらえる表現を紹介し、参加者は熱心に聞き入っていた。
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by riptulip | 2008-08-03 21:45