<   2007年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧

親鸞聖人直筆の坂東本を複製

 親鸞聖人直筆の根本聖典、国宝「教行信証(坂東本)」の複製本が完成し、所有する真宗大谷派の本山・東本願寺で23日、報道陣に公開されました。

 教行信証は浄土真宗の教義の根本が記され、写本も伝わっていますが、現存する唯一の親鸞直筆の書。全6巻、計約680ページ。60歳ごろから執筆したとされ、死後門弟を経て坂東報恩寺(東京都台東区)に保管されたことから坂東本と呼ばれます。

 複製本の製作は2011年に迎える親鸞の750回遠忌記念事業の一環で、原本の被災に備え、04年1月から作業を始められました。約3億9000万画素の高精度デジタルカメラで原本を撮影し、原本同様の手すきの和紙に印刷。墨や朱書きの濃淡、裏打ちや紙継ぎなどの特徴を忠実に再現しました。
 複製本は2部製作され、1部は同派で保管、もう1部は研究や展観用に用います。製作費は1部約3000万円。
[PR]
by riptulip | 2007-05-23 21:17

西本願寺で「降誕会」

京都市下京区の西本願寺で21日、宗祖親鸞の生誕を祝う「降誕会」の祝賀能が催されました。重要文化財の南能舞台で門信徒3000人が鑑賞しました。

 祝賀能は歴代門主が能を好み、法要の行事としてきたことにちなんで開かれているもの。
 能「巴」では、討ち死にした木曽義仲を思って成仏できない巴御前の情念が描かれました。人間国宝の能楽師・片山九郎右衛門さんや大蔵流狂言師の茂山千作さんも出演。深遠な舞囃子やユーモラスな狂言で至芸を披露し、観客をくぎ付けにしました。
[PR]
by riptulip | 2007-05-22 21:54

西本願寺に未知の池跡発見

 京都の西本願寺境内で、御影堂と阿弥陀堂の間から安土桃山−江戸前期の池跡が見つかり、浄土真宗本願寺派が10日、発表しました。記録でも存在が確認されていなかった未知の池跡で、1617(元和3)年に両堂を焼き尽くした火災以前の同寺の姿を知る手がかりとして注目されています。

 事務所の建て替えに伴い、京都市埋蔵文化財研究所が3月始めから約240平方メートルを調査しました。
 池跡は火災前後の新旧2時期のものがありました。古い池は東西9メートル以上のみぎわの南側に、南北8メートル以上、深さ約50センチの池底がありました。池に咲いていたとみられるハスの種も見つかりました。新しい池は方形とみられ、焼け瓦を含む火災処理土で東半分を埋め立て、池底をさらに30センチ掘りくぼめていました。また橋脚らしい南北方向の二列の柱列も確認されました。
 火災以前の建物配置については史料がほとんどなく、現在南北に並ぶ両堂の位置が逆だったとする説や、東西に並んでいたとする説がありますが、不明な点が多い。
[PR]
by riptulip | 2007-05-11 21:28