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山科本願寺・寺内町遺跡を紹介するリーフレット

京都市山科区にあった戦国期の環濠城塞都市「山科本願寺・寺内町遺跡」の紹介リーフレットを、市民グループが作製しました。当時の栄華をしのぶ遺跡は、一部が国指定史跡になっているものの、高度経済成長期の開発などで数カ所の土塁や堀跡を残すのみ。これで関心を持つ人が増えるといいですね。
 リーフレットはB4判を三つ折りした大きさで、地元住民や大学研究者ら約130人でつくる「山科本願寺・寺内町を考える市民の会」の作成。4年前からイベントで配っている、遺跡を紹介する文書を基にしたもの。

 山科本願寺は、1478年に本願寺中興の祖・蓮如上人が築いたもの。寺の建物に加えて、町民の住宅、それらを囲む広大な土塁や堀が建設され、当時の史料は「富貴に及び、栄華を誇る」と紹介しています。約50年後に他の勢力の焼き打ちにあった後は復興されませんでした。

 リーフレットでは、山科本願寺・寺内町の歴史を文章や年表でまとめたほか、遺跡について▽山科中央公園に残る巨大な土塁▽蓮如の隠居所だった「南殿」の跡▽蓮如の廟所やゆかりの井戸−などの現状を写真入りで紹介しています。当時の土塁や堀の見取り図を現在の地図に重ね合わせた資料も掲載しています。

 カラー印刷で1万部作り、区内の小中学校や各種団体などに配っています。
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by riptulip | 2007-03-30 21:57

西本願寺門主が著書を出版

浄土真宗本願寺派の大谷光真門主(61)が、大学生の質問に向き合った著書「世のなか安穏なれ—現代社会と仏教—」(中央公論新社)が出版されます。出版に合わせて大谷門主は23日、西本願寺で記者会見しました。

 大谷門主は2005年に立命館大で開かれたリレー講義「現代社会と宗教 日本編」に登壇。講義後、学生から寄せられた質問約100枚に対し、1年がかりで回答しました。著書はこの返答集を中心に、龍谷大での講演録などをまとめたもの。書名は親鸞の言葉からの引用ですが、750回忌遠忌法要を意識してのことと思います。

 著書では、宗教の意義からイラク戦争、政教分離、カルト宗教、環境や医療問題まで幅広く語っています。「阿弥陀如来の存在を感じたことはあるのか」「動物も極楽浄土へ行けるのか」など、素朴な質問にも丁寧に答えているそうです。
 四六判。定価1200円(税別)。25日発売。
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by riptulip | 2007-03-26 21:27

蓮如上人の筆致をデジタル復元

 蓮如上人の真筆とされ、あわら市吉崎の本願寺派吉崎別院所蔵の六字名号と正信偈文の掛け軸の文字がデジタル処理で復元され二十日、複製が大阪府の専門業者から同別院に届けられました。掛け軸は古く黒ずみ、文字が見えない状態でした。復元文字は掛け軸とともに、四月一日から同別院資料館で一般公開されます。

 六字名号は、絹本に墨で「南無阿弥陀仏」の文字が書かれています。一方、正信偈文は和紙に書かれていました。同院の掛け軸には「能発一念喜愛心」で始まる二十八字が記されています。いずれも蓮如上人の直筆とされ、同別院資料館で展示されていましたが、染みなどで黒ずみ、文字が判別できない状態でした。
 同別院は、2011―12年にかけて行われる宗祖・親鸞聖人の七百五十回大遠忌法要に向け、大阪府の文化財復元センターに文字復元を依頼。掛け軸を赤外線撮影して文字を判読、デジタル画像化し、筆遣いや墨の濃淡、かすれが忠実に再現されました。
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by riptulip | 2007-03-21 21:22

岡崎の大谷派別院で「打敷」展

 寺の高座や仏具に敷く打敷を展示する「仏前荘厳 打敷の美」展が、岡崎市中町の真宗大谷派三河別院で開かれています。8日まで。
 三河地方と静岡県内の寺院に所蔵された22点の打敷と、打敷の下に敷く水引1点が並べられ、いずれも江戸時代の品。歴史のある寺が多い三河地方ならではの展示となっています。

 打敷は位の高さや用途などに制限されることが少なく、寺の道具としては比較的自由なデザインで作ることができました。打ち掛けや着物を転用した打敷もあり、日常品を寄進した当時の信者たちの素朴な信仰心を垣間見ることができます。
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by riptulip | 2007-03-05 20:53

西本願寺の布袍 カラー化へ

浄土真宗本願寺派の宗会は、28日に開いた最終の本会議で、試行中の「カラー布袍」の着用について、4月1日から正式に認めることを賛成多数で可決しました。
 色は、セピア(茶色)、松葉ねずみ(緑色)、チャコールグレー(灰色)の3色。
 宗会では、いくつかの地方教区から反対の建議があったことなどから強い反対意見も出ましたが、採決では、出席議員72人のうち反対は10人前後にとどまり、採択されました。
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by riptulip | 2007-03-02 21:29