真宗大谷派本山の東本願寺で保管されてきた水墨画の掛け軸「唐人物・花鳥図」3幅が、室町時代の絵師、狩野元信の作であることが確認され、2日、報道陣に公開された。人物や動物、植物が繊細な線で描かれ、保存状態も良好という。
1幅あたり縦86・5センチ、横39・2センチ。中央の軸には中国の詩人、蘇東坡(そとうば)と思われる人物や竹が描かれており、左右の軸には牡丹(ぼたん)や枝に止まる小鳥、川に立つサギなどが描かれている。 境内の土蔵で保管されていたが、平成23年の宗祖・親鸞の750回御遠忌に向けて調査を実施。軸に記された本人の印章を鑑定したほか、軸を入れた木箱の中からは、子孫にあたる狩野探幽らの名前で、元信作であることを記した札も見つかったという。 狩野元信は狩野派の祖・正信の息子で、狩野派の画風を大成させ、繁栄の礎を築いたといわれる絵師。同寺は「狩野派初期の作品で元信のオリジナル性が高い画風。江戸時代には公式の来客時に、床の間などに飾っていたのではないか」としている。掛け軸は3月から東京や大阪、京都などを巡回する展覧会「東本願寺の至宝展」で公開される。 by riptulip | 2009-02-09 21:54
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