人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「親鸞イチョウ」広まれ 来年、苗を配布

 金沢仏壇商工業協同組合は来年五月、設立五十周年を記念して親鸞が植えたと伝わるイチョウの苗を配布する。仏教への関心を高め、「真宗王国石川」の人たちが一層信仰を深める機会とするのが目的で、金沢仏壇振興の一助ともしたい考えである。

 同会は、仏教に興味を持ってもらう取り組みとして、茨城県に親鸞ゆかりのイチョウがあることを知っていた役員の提案を採用し、苗の配布を決めた。
 イチョウは「稲田禅房のお葉付イチョウ」と呼ばれる木。親鸞が関東から東北までの布教の拠点とした草庵の跡地に建てられた茨城県笠間市の西念寺境内に生えており、同県の指定文化財となっている。
 同組合がイチョウの種を譲ってくれるよう西念寺に依頼すると、稲田実乗住職(82)は「浄土真宗の門徒が多い金沢でもゆかりのイチョウを育ててもらいたい」と快諾、同組合は百粒の種を譲り受けることになった。

 送られてきた種は組合員が世話をして苗にし、五月の五十周年記念式典に合わせて行うイベントで市民に配る。
by riptulip | 2008-10-09 21:34
<< 熊谷宗務総長が辞意表明 蓮如上人記念館:開館10周年 >>