東本願寺が写真紀行出版

 浄土真宗の宗祖・親鸞の足跡をたどった写真紀行「おのずから しからしむ」がこのほど、東本願寺出版部から発刊された。写真家の井上隆雄さん(68)=京都市左京区=が約5年かけて撮影し、遺跡をたどって紹介するのではなく、親鸞が歩いて目にしたであろう海や山、山里の風景を中心にとらえた。

 発刊は真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)の官報に親鸞の足跡を訪ねた写真を連載したのがきっかけ。再度取材を重ね、仏教学や宗教学の観点ではなく、写真家としての「美や命に対する感性」から親鸞の世界に近づいていった。

 親鸞が学んだ比叡山の大乗院、歩いたかもしれない雲母(きらら)坂、100日間こもった六角堂、流罪された越後、草庵を結んだ稲田郷(茨城県笠間市)、親鸞の伝承が残る枕石寺(同常陸太田市)など足跡を丁寧に追いかけた。約100点の写真はすべてモノクロで掲載した。

 A4判変形、120ページ。2625円。問い合わせは東本願寺出版部
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by riptulip | 2008-08-29 16:50
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